【LEGOレビュー】スターウォーズ 75053 ゴースト（レゴ）

スター・ウォーズの世界に登場する数々の宇宙船の中でも、特に異彩を放ち、多くのファンに愛されているのが、アニメシリーズ「スター・ウォーズ 反乱者たち」の主人公たちが乗り込む船、その名もゴーストです。

ゴースト号は、単なる乗り物ではありません。それは、帝国支配という暗黒の時代において、自由と希望を求める反乱者たちの「家」であり、「要塞」であり、そして何よりも「魂」の象徴です。その魅力を、いくつかのかっこいいポイントと、印象的なエピソードを交えながらご紹介しましょう。

1. 無骨で機能美に溢れるデザイン

ゴーストは、最新鋭の洗練されたデザインというよりは、むしろ戦場で使い込まれ、幾多の修理を重ねてきた「歴戦の勇士」といった趣があります。ゴーストはもともと貨物船として設計されたダストサン・タイプという船で、ゴースト自体の型式はVCX-100軽型貨物船です。その武骨な外観は、決して華やかではありませんが、そこには無駄を省いた機能美と、どのような困難にも立ち向かう反乱者たちの決意が宿っています。船体各所に増設された装甲や武装は、その過酷な運用を物語っており、見る者に「この船は伊達じゃない」と語りかけてくるかのようです。

2. 予想を裏切る戦闘能力

貨物船ベースでありながら、ゴーストの戦闘能力は驚くほど高いです。セービン・レンの芸術的なペイントが施された機体は、その外見からは想像もつかないほどの機動性を発揮し、帝国軍の最新鋭戦闘機TIEファイターを翻弄します。船体上部に装備されたドロップシップ「ファントム」との連携攻撃や、カナン・ジャラスによる巧みな操縦、そしてヘラ・シンデューラの抜群の操縦技術が相まって、ゴーストは数々の絶望的な状況を打破してきました。