【LEGOレビュー】ロードオブザリング 9469 ガンダルフの登場(レゴ)


映画『ロード・オブ・ザ・リング』の冒頭、ガンダルフがホビット庄(ホビット村)に到着するシーンは、物語の始まりを告げる印象的な場面です。
このシーンは、ホビット庄の牧歌的な日常と、そこへやってくるガンダルフという「外からの存在」の対比を描くことで、これから始まる壮大な冒険への序章として機能しています。また、ガンダルフとビルボ、そしてフロドの関係性を提示し、物語の主要キャラクターたちが紹介される重要な導入部となっています。
陽気なホビット庄への突然の訪問
一面に広がる緑の丘、煙突から立ち上る穏やかな煙、そして丸い扉が並ぶ可愛らしいホビットの家々。平和で牧歌的なホビット庄に、一際目を引く存在が近づいてきます。それは、長く伸びた灰色の髭と鋭い眼光を持つ魔法使い、ガンダルフが操る一台の馬車です。
期待に胸を膨らませるホビットたち
ガンダルフの馬車が近づくにつれて、道端で遊んでいたホビットの子どもたちは、その姿を見つけて大興奮! 彼らはガンダルフが持ってくるであろう花火を楽しみにしています。馬車の後ろからは色とりどりの花火の筒がはみ出し、子どもたちの期待をさらに煽ります。ガンダルフは「遅かったね」と声をかけるビルボに、「魔法使いは遅れることも、早く着くこともない。望む時に望む場所に現れるものだ」と、いかにも彼らしい言葉で返します。このやり取りは、彼のミステリアスでありながらも親しみやすい人柄を表しています。
旅の始まりを予感させる出会い
馬車がビルボの家「袋小路屋敷」に到着すると、ガンダルフはフットマンに乗って荷台に座っていたフロドに挨拶をします。フロドはガンダルフの存在に気づかずに本を読んでおり、彼が顔を上げると、ガンダルフはにこやかに見下ろしています。この静かながらも印象的なフロドとガンダルフの再会は、これから始まる壮大な旅の始まりを予感させます。
このシーンは、平和な日常の中に非日常が入り込み、物語が動き出す瞬間を鮮やかに描き出しています。ガンダルフの登場は、ホビット庄に新しい風を吹き込み、やがて世界を揺るがす大冒険へと繋がっていくのです。
2012年
83ピース
・ガンダルフ
・フロド・バギンズ
【正面】


【背面】
この花火が良いですよね。
まさかこのセットの13年後に花火の鳥が製品化されるとは…











